にかほ市の豊富な地域資源

日本百名山『鳥海山』

にかほ市の豊かな環境を作り上げた母なる山

概要

山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山。
東北地方では標高2,356mの燧ヶ岳(ひうちがたけ)に次いで2番目に標高が高く、山頂に雪が積もった姿が富士山に類似しているため、出羽富士(でわふじ)、秋田富士とも呼ばれ親しまれています。

日本百名山・日本百景の一つであり、夏場は多くの登山客や観光客が訪れます。山形県側と秋田県側で9つからなる登山口が存在し、比較的に登りやすいコースから上級者コースまでバリエーションに富んだ登山を楽しむことができます。

特徴

山頂から海岸線までが直線距離にして16kmと非常に近く、2000m級の独立峰で海に面しているという日本では珍しい山です。
象潟町(きさかたまち)の天然記念物である九十九島(くじゅうくしま)は鳥海山の山体崩壊によって形成されたもので、海と山が密接な関係にあります。

また、幾度となく噴火を重ね、成長してきた火山は、内部にたくさんの水を蓄えることが可能であり、鳥海山は巨大な水がめのような働きを持っています。
鳥海山に降った雨や雪が地下に浸透して蓄えられ、再び、地上に湧き出し、山麓へ豊かな恵みを運んでいます。

icon