にかほ市の豊富な地域資源

日本海

水産資源が豊富な「生命の宝庫」

概要

日本海の平均水深は約1,667メートル。「間宮(タタール)海峡」、「宗谷海峡」、「津軽海峡」、および「対馬海峡」の主に4つの海峡が、日本海と周囲の海域をつなぎ、深いところで約130メートル、浅いところで約10mととても浅く、(敷居が高い)閉鎖的な海とも呼ばれています。
また、日本海の体積は1.7×106立方キロメートルで、全海洋の体積1350×106立方キロメートルの0.13パーセントです。海洋全体に比べて、日本海が本当に小さな海であることがよくわかります。
しかし、暖流と寒流がぶつかり合うことから水産資源がとても豊富であることが特徴として挙げられます。
暖流とともに北上する魚、ハタハタが寒流中の豊富な栄養塩やプランクトンによって繁殖し、良い漁場となることが知られ、秋田県を代表する魚としても知られています。

特徴

にかほ市では、象潟漁港・小砂川漁港・金浦漁港・平沢漁港の4つの漁港があり、主な漁法は底曳網漁・定置網漁業・刺網漁・延縄漁・素潜り漁等が挙げられます。
獲れる魚種も豊富で代表的なものでハタハタ・タラ・鮭・マス・ヒラメ・カレイ・ホッケ・カニ・岩牡蠣・サザエ・アワビ・海老・アジ・サバ・タコ・サメ・アオサなどが漁獲されます。

また、夏季ににかほ市沿岸で捕れる天然岩牡蠣は、霊峰鳥海山の雪解け水が、年間10度前後の栄養をたっぷり含んだ冷たい湧水となり、それを吸収した岩牡蠣がじっくり育ち、身も大きくシーズン中は観光客で毎日行列ができるほど人気を集めます。

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